損害保険ジャパン(損保ジャパン)は、自動車保険における保険金の不正請求防止に向けた取り組みを強化すると発表した。2025年4月に不正事案対応の専門部署を新設するとともに、米EIS Group,Inc(以下、EIS)が提供する保険金不正請求検知システムを導入する。
近年、自動車保険における保険金の不正請求は複雑化・巧妙化しており、組織的な犯行も増加している。これは保険金の適正な支払いを阻害するだけでなく、保険料の上昇にもつながり、契約者全体に不利益をもたらす重要な課題となっている。
損保ジャパンは、この課題に対応するため、不正請求対応専門部署を新設する。
保険金不正請求の予兆が検知された事案について専門的に調査・対応する部署を4月に新設する。この部署では、不正請求事案を一元的に管理し、傾向の把握・分析、調査・対応方法に関する専門的な知見やノウハウを蓄積する。これにより、全国の保険金サービス拠点への展開を図り、不正請求防止の強化につなげる。
