三菱製鋼、インドに自動車用ばね新工場を開設…生産能力を2倍に増強

三菱製鋼がインドに自動車用ばね新工場を開設
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三菱製鋼は、インド・カルナータカ州ベンガルールにあるグループ会社Stumpp Schuele & Somappa Auto Suspension Systems Pvt. Ltd.(5S社)のチェンナイ工場において、自動車用ばね新工場のオープニングセレモニーを開催した。

セレモニーには日系、インド系、欧米系、韓国系カーメーカーの顧客を招き、三菱製鋼から山口社長、安達上席執行役員(ばね事業部長)らが出席した。現地の慣習に従い「Puja」と呼ばれる儀式で事業の成功を祈願したほか、除幕式やテープカットが行われ、各代表者のスピーチが続いた。

三菱製鋼グループは、人口増や所得向上を背景に自動車市場が急拡大しているインドを重要な成長市場の一つと位置付けている。新工場のばねラインは、熱間・冷間成形、独自開発の高強度ばね用ショットピーニング技術、強化塗装ラインを備えた5S社と三菱製鋼のノウハウを結集した設備を保有している。これにより、高まるインドの自動車需要に高い技術と品質で応えていく方針だ。


《森脇稔》

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