タイヤ業界の循環型経済モデル、ハンコックが先陣切る…廃タイヤ由来の持続可能素材で量産開始

ハンコックの工場
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韓国のタイヤメーカーのハンコックは11月6日、廃タイヤから生成された3種類のISCC PLUS認証カーボンブラックを使用したタイヤの量産を開始したと発表した。これは、同社が主導する「タイヤtoタイヤ循環型経済モデル」コンソーシアムの最初の成果となる。

このコンソーシアムは2023年11月に発足し、ハンコックを含む13の韓国企業や機関が参加している。グローバル市場におけるカーボンニュートラルと持続可能な材料使用の需要に応えるため、韓国国内で廃タイヤから新しいタイヤを生産する循環型経済モデルの構築を目指している。


《森脇稔》

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