29日の日経平均株価は9円23銭安の3万8362円53銭と小反落。半導体関連株を中心に売りが先行したが、割高感の後退から徐々に下げ渋る展開となった。
28日のニューヨークダウは前日比159ドル安の4万1091ドルと4日ぶりに反落。取引終了後に大手AI関連企業NVIDIAの決算発表を控え、ハイテク株を中心に持ち高調整の売りが出た。
NVIDIAの決算は売上高、純利益は市場予想を上回ったが、過熱感も出ていたことから時間外取引で一時、28日終値比8%安まで下落するなど、荒い値動きとなった。
ハイテク株主体の米ナスダック市場も反落。電気自動車(EV)のテスラは1.65%安。
外国為替市場で円相場は1ドル=144円台半ばの動きとなり、自動車株は総じて軟調な動きとなった。