大手ヘルス&ビューティー企業が配送車両のEV移行を加速、CO2排出量削減へ

「AS Watson」が配送で使用しているEV
  • 「AS Watson」が配送で使用しているEV

世界最大のヘルス&ビューティー小売業者のAS Watsonは7月26日、配送車両のEV移行を加速すると発表した。

最近の調査によると、2022年における中・大型トラックからの直接的な二酸化炭素排出量は2.4%増加し、18億トンに達した。これらのトラックは、世界の交通部門のCO2排出量の約25%を占めている。EVの使用は、同等のディーゼル車両に比べて少なくとも63%のCO2排出量を削減できるため、問題の緩和に寄与する。

AS Watsonは、グローバルな配送車両の電動化を加速している。特に中国では、北京、上海、広州、深圳、天津、重慶、厦門の各都市で、倉庫から店舗への配送の80%以上が電動車両で行われている。


《森脇稔》

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