ボッシュは6月19日、ドイツで開催した「Bosch Tech Day 2024」において、未来のモビリティ技術を発表した。今回の発表では、物流業界向けのデジタルサービスプラットフォームや自動運転支援のためのETASミドルウェア、車内センサー技術などが初公開された。
ボッシュのデジタルサービスプラットフォームは、物流業界が直面する多くの課題に対応する。ドライバーマネジメント、輸送管理、フリート管理、ルーティング&パーキング、金融サービス、サプライチェーンの可視化、燃料・エネルギー・持続可能性など、さまざまなデジタルソリューションを一つのマーケットプレイスで提供する。このプラットフォームは、Amazon Web Services(AWS)と連携しており、ユーザーはコストと時間をかけずに新しい機能を利用できる。
ETASのミドルウェアソリューションは、自動運転システムの開発と運用を支援する。ソフトウェアとハードウェアのアーキテクチャのモデリングや高性能な通信をサポートし、実際のテスト走行を仮想環境で再現することが可能。これにより、物理的なテスト走行の回数を大幅に削減し、安全性を損なうことなく新しい運転機能を市場に迅速に投入できる。