アイシンは2024年1月1日付けで、グループ生産本部の新設などの組織変更を行うと発表した。
アイシンは2021年、グループの中核であるアイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが経営統合して誕生。「カーボンニュートラル推進センター」「EV推進センター」「イノベーションセンター」「DX戦略センター」を中心に、グループ本社にある8つの本部と電子センター、6つのカンパニーで経営を進めている。
今回の組織変更では、グループ生産本部を新たに設置し、これまで各カンパニーに所属していた工場を集約、生産企画・生産管理・製造機能を統合。カンパニーを跨いだ新商材投入やリソーセスの最適化をスピーディに意思決定・推進していくとともに、工場間の連携を強化していく。
またDX戦略センターでは、情報セキュリティ推進室を情報セキュリティ推進部に変更。グループ全体で情報セキュリティの推進力およびDX活動を強化する。DXマネジメント部はDXグループマネジメント部とDXプラットフォーム部に分割。リソーセスのマネジメントを集約、グループ全体を牽引し、DXを加速する役割を明確にし、また、機能開発・定着化推進加速の役割明確化および基盤・通信機能の集約に向けた活動体制を構築する。DX推進部はDXソリューション1部、DXソリューション2部およびDXソリューション3部に分割。DX推進部と各室の階層を減らして機動力を上げた組織構成とする。
グループ営業本部では、欧米営業部と中国・アジア営業部を海外営業部に統合。海外顧客向け拡販活動をより現地主導で進めるため、同様の役割を担う組織を集約する。
グループ調達本部では、調達プロジェクト推進部を解消し、各部品調達部と一体化。カンパニー・センターの調達窓口の明確化および先行段階から立ち上がりまで一気通貫によるグローバル調達活動の高速化・高度化を進める。またグローバルな専門部品メーカー担当部署を独立させ、第3部品調達部を新設する。