ホンダは11月9日、2023年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。二輪事業の好調に加え、四輪事業の収益性も改善し、営業利益は大幅な増益となった。
売上収益は同18.9%増の9兆6093億円となった。営業利益は同53.6%増の6965億円。高収益の二輪事業に加え、北米を中心に生産台数を回復させ、競争力の高い商品を提供することで、四輪事業の収益性も大きく改善し、大幅な増益となった。税引前利益は同70.5%増の8792億円、当期利益は同82.1%増の6163億円となった。
第2四半期累計のグループ販売台数は四輪が同8.3%増の193万4000台。二輪は同0.7%増の926万5000台となった。四輪事業は米国での堅調な需要のもと、半導体の確保による生産の回復と前年に投入した新機種の高い競争力により前年同期を大幅に上回り、売上収益は同26.8%増の6兆3471億円、営業利益は約4.7倍増の3013億円。二輪事業はインドネシアや欧州での堅調な需要を受けた販売台数が増加。売上収益は同11.3%増の1兆5725億円、営業利益は同12.7%増の2533億円となった。