豊田合成、EVに対応した安全装備を開発…2030年度に売上高1.2兆円目指す中長期計画

「2030事業計画」の概要
  • 「2030事業計画」の概要

豊田合成は、電動車シフトや自動運転などで自動車業界が大きく変革する中で、将来にわたって持続的な成長を実現するための中長期経営計画として「2030事業計画」を策定した。

基本方針としてセーフティシステムや内外装部品をはじめとする社会的価値と経済的価値を両立できる分野に経営資源を集中的に投入する。重点施策では「重点事業・地域・顧客での成長に向けた構造改革」「グローバル成長を加速する戦略的アライアンス、開発・知財の戦略的強化」、「人と組織が有機的に結合した高分子型組織による経営革新」。

●安心・安全

具体的な取り組みとして、EV(電気自動車)化による車両構造の変化に対応したエアバッグやシートベルトの提供による交通死亡事故低減に貢献する。この分野では、とくに提携を強化する芦森工業と協業を深化させる。自動運転の普及による乗車姿勢の変化に合わせた、より高度な乗員保護製品を開発・提供する。


《レスポンス編集部》

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