新型『セレナ』やレクサス『RX』に採用されたヨロズのサスペンション加工技術…INTERMOLD 2023

新型セレナのフロントロアアーム
  • 新型セレナのフロントロアアーム
  • レクサスRXのリアロアアーム。ヨロズの特許工法による製品
  • 新型プリウスのロアアーム:レクサス RXのロアアームと同じ工法で作られた製品
  • レクサスRXのリアロアアーム。ブッシュマウントはこのように圧入される
  • プリウスのロアアーム。レクサス用より少し幅が狭い
  • 新型セレナのフロントロアアーム拡大
  • ヨロズのサスペンション部品(INTERMOLD 2023)

4月12日、東京ビッグサイトにて金型・金属プレス加工の専門見本市「INTERMOLD / 金型展 / 金属プレス加工技術展 2023」が開幕した。金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成形まで一連の工程における製品やサービスなどを扱う企業や団体が一堂に会し、展示やソリューション提案を行っている。

サスペンション部品のトップサプライヤーのひとつであるヨロズは、新型車両のサスペンション部品を展示していた。車種は日産『セレナ』新型、レクサス『RX』、トヨタ『プリウス』新型の3つ。それぞれのサスペンションアームやリンクを紹介している。

新型セレナのフロントロアアームは、設計段階ではアルミ合金を使うはずだった。設計が進む段階で、ヨロズの特許を持つL字の鋼材を溶接したスチール製アームに変更された。L字のハイテン鋼を2つ重ねることでサスペンションアームの構造材を構成する。ロアアームが車両のサイドメンバーにゴムブッシュで取り付けられる部分の形状が立体的だ。


《中尾真二》

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