ベルギー経済ミッションの一環として6日、ホテルオークラで「ベルギー・脱炭素セミナー」が行われた。ミッション主宰のアストリッド王女も列席のもと、同国の脱炭素分野に関わる行政や企業のキーパーソンが、洋上風力発電や水素の製造や輸送の現状と展望について語った。
冒頭のあいさつで、ヤン・ヤンボン フランダース政府首相が「戦後最大のエネルギー危機が訪れている」と語り、洋上風力発電のほか、水素やアンモニア、Eメタノールなどさまざまな持続可能なエネルギーについて触れた。また、廃棄物のリサイクルの重要性についても説き、同国では現在の70%から77.5%にリサイクル率を引き上げることを目標に取り組んでいることなどを紹介した。