日本風洞製作所は、開発パートナーのニシヤマと協同で、一般利用できる自動車・自転車用「風洞試験センター」を2023年初頭(予定)、静岡県沼津市に開設すると発表した。車両実物(実物大)に対応する大きさ。
日本風洞製作所は、風洞試験装置や、流体関連の実験機器の設計・開発・製造・解析などを手掛ける、2016年10月に創業した九州大学発のベンチャー企業。ニシヤマは工業用ゴム・プラスチック製品や産業用機械器具類などを手掛ける技術開発型商社。2021年より、日本風洞製作所に出資し、コンパクト風洞試験システム「Aero Optim」シリーズの正規代理店・開発パートナーとして、国内外での販路拡大や用途開発を共同で進めている。
今回開設する風洞試験センターはAero Optimシリーズを用いた自転車用測定システム(自社開発)と自動車用測定システム(ニシヤマ/大和製衡との共同開発)を配備する。システム購入を検討する顧客に向けた製品トライアルのほか、一般企業や個人も有償で利用可能。一般利用できる自動車・自転車用風洞は日本初となる。