小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、東京公演で若手音楽家が弦楽四重奏を披露

小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、東京公演
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ドイツの化学メーカー、ランクセスが支援する「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(OICMA)」は8月2日、トッパンホール(東京都文京区)にてコンサートを開催した。

ランクセスでは、ドイツをはじめ世界各国で芸術・科学の分野における優秀な若者の育成支援に取り組んでいる。その一環として、日本においても、小澤征爾氏が理事長をつとめるOICMAへの支援を2011年の設立当初より継続している。同アカデミーは、小澤氏をはじめ世界的に活躍する室内楽の指導者のもと、才能ある若手音楽家に弦楽四重奏を学ぶ機会を提供することを目的とし、これまで過去11年間に、延べ243名の若手音楽家の育成に取り組み、高い実績を積んできた。

今年、同アカデミーは20名の若手弦楽器奏者を対象に、長野県奥志賀で7日間の講習会と演奏会を行い、千秋楽となる8月2日には、トッパンホールにてコンサートを開催した。

東京公演には、オーディションにより選ばれたアカデミー受講生が出演。「ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調 作品 51-1」「スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 わが生涯より」「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 作品13」などを披露した。会場に集まった人たちは、アカデミー生たちが演奏する美しい楽曲と、その基礎となる弦楽四重奏の魅力をじっくりと楽しんでいた。

OICMAを支援するランクセス日本法人のジャック・ペレズ社長は演奏会終了後の挨拶にて、「魅力的な弦楽四重奏と、そこから奏でられる素晴らしい音と合奏を心から楽しませてもらいました。弦楽四重奏の美しい音色は音楽の魅力を再認識させ、懐かしさとともに、私が育った地であり、クラシック音楽の発祥の地でもあるヨーロッパでの日々に思いを馳せることができました。ランクセスは偉大な指揮者である小澤征爾氏と同アカデミーとの協力関係を継続し、今年も新たに20名の若い才能ある音楽家を支援できることを大変光栄に感じています」と述べた。


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《纐纈敏也@DAYS》

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