矢崎グループ、中米グアテマラに自動車用ワイヤーハーネスの生産工場開設

自動車用ワイヤーハーネス(イメージ)
  • 自動車用ワイヤーハーネス(イメージ)

矢崎総業の子会社である、矢崎ノースアメリカは、グアテマラ西部でメキシコ国境沿いに位置するアユトラ市に自動車用ワイヤーハーネスの新工場を開設する。

投資金額は約1000万米ドル(約13億円)で、最大1000人を雇用する予定。2023年1月からの生産開始を目指している。

矢崎グループは、1962年にタイに初の海外生産拠点を設立して以来、世界45か国でグローバルな事業活動を展開、世界中の自動車メーカーにワイヤーハーネス等の自動車部品を提供している。しかし近年、自然災害や感染症拡大、物流費および原材料の高騰など、グローバル規模での事業リスクが顕在化。これらに対応しながら、安定的な製品供給を目指し、流動性ある生産体制の再構築に取り組んでいる。

今回の新工場開設は、生産拠点を供給先である顧客の近傍に集約することをベースに、メキシコ、ニカラグア、エルサルバドル等の中米生産拠点の「ものづくり戦略強化」の一環。グアテマラ初となる自動車部品メーカーとして、この新拠点をパイロット工場と位置付けて展開する。

なお、今回の新工場開設は2021年5月に米国カマラ・ハリス副大統領が行った、北中米への投資を行うビジネスや企業に対するCall to Action(行動喚起)を受けての対応。同社はこの投資に際して、米国政府とグアテマラ政府双方の支援を受ける予定だ。


《纐纈敏也@DAYS》

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