都営地下鉄大江戸線で車両部品が損傷…車体と台車の接合部に割れ

東京都交通局は9月23日、都営地下鉄大江戸線の車両で部品の損傷が発見されたと発表した。

これは9月22日に実施された3カ月に1度の定期検査で発見されたもので、車体と台車の接合部に割れが生じていたという。

接合部は各台車に2カ所あるが、割れはそのうちの1カ所とされており、別の3編成についても緊急点検したところ、6カ所発見されたという。

大江戸線では1990年に導入された12-000形(量産車)、2011年に導入された12-600形が運用されているが、これは浮上せずに鉄輪で走行するものの、台車下のリニアモーターと、走行路面に設置された「リアクションプレート」と呼ばれる金属板との磁力による相互作用で推進する、鉄輪式リニアモーターカーとなっている。

リニアモーターは急勾配に強く加減速性能に優れていることに加えて、偏平な形で小型化できるため、車体断面も小さくでき、建設費を低廉化できるなどのメリットがあることから、採用路線は「ミニ地下鉄」とも呼ばれている。

東京都交通局では9月22日までに大江戸線車両の全58編成、484両に対して目視による緊急点検を完了。「本件に伴う事故や運休等は発生していません」としているが、今後は当面の間、目視点検を毎日実施するという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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