仙台発の夜行新幹線が幻に…JR東日本が東京オリンピック2020臨時列車計画を変更

宮城県は宮城スタジアムの試合を有観客で行なう方針を示しているが、仙台を終発後に発車する東北新幹線の臨時列車は、首都圏からの人流抑制を図るためか、すべて運行中止となり、注目されていた夜行新幹線は実現しないことに。写真は夜のE5系車内。
  • 宮城県は宮城スタジアムの試合を有観客で行なう方針を示しているが、仙台を終発後に発車する東北新幹線の臨時列車は、首都圏からの人流抑制を図るためか、すべて運行中止となり、注目されていた夜行新幹線は実現しないことに。写真は夜のE5系車内。
  • 福島あづま球場での試合は無観客となったが、設定されていた東北・山形新幹線の臨時列車は運行される。写真は山形新幹線。
  • 静岡県伊東市で開催される自転車(MTB)競技向け臨時列車は、当初の予定どおり運行される。小田原~伊東間をE231系またはE233系により運行され、途中、熱海のみに停車する。写真はE231系。

JR東日本は7月13日、東京オリンピック2020向けの臨時列車運行計画を変更すると発表した。

7月9日には1都3県での無観客開催決定を受けて首都圏21線区での運行中止が発表されていたが、これに加えてカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)向けの臨時列車と、宮城スタジアム(宮城県利府町)向けとして設定されて東北新幹線の臨時列車が中止されることになり、仙台を定期列車終発後に発車する東北新幹線の夜行列車も中止となる。

残るオリンピック向け臨時列車は、東北本線(利府支線を含む)、仙石線、仙山線で運行される宮城スタジアム向けと、小田原~伊東間で運行される伊豆MTBコース向けで、福島あづま球場(福島県福島市)の試合も無観客となったものの、設定されていた東北・山形新幹線の臨時列車は、通常の臨時列車として運行される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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