乗り合い送迎サービス「チョイソコ」、豊田市で運行開始へ

乗り合いサービス「チョイソコ」
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アイシンは、愛知県豊田市およびATグループと包括連携協定を締結し、2021年10月(予定)から同市内上郷地区で乗り合い送迎サービス「チョイソコ」の運行を開始すると発表した。

乗り合い送迎サービス チョイソコは、主に高齢者や交通不便者を対象に、電話申込みで自宅最寄り乗降場から希望の行き先乗降場まで他利用者との乗り合いで送迎する移動サービス。

複数の利用者の目的地・到着時刻を専用システムにより計算し、乗り合わせた上で目的地まで送る仕組みとなっている。地図上のルートの計算には、カーナビゲーションの技術を応用。行き先乗降場はエリアスポンサーとして協賛する事業者や公共施設に設置している。

チョイソコは2018年7月から実証実験を開始し、2019年4月から本格的に運行をスタートさせている。高齢化が進む中、買い物難民や医療難民の増加が社会問題となっており、このような問題の解決に向け、地域住民と医療機関や公共施設、フィットネス・スーパーマーケット等の施設を結ぶ移動支援を実施。

自治体やパートナーの理解、協力を得ながら2021年4月には全国20か所へ展開し、今後さらなるエリア拡大をめざしている。

今回運行を開始する豊田市の上郷地区では、自治体が運営する公共交通機関として、すでに「にこにこバス」を導入しているが、利用者へより良い移動環境を提供するため、地域バスの改編を進めている。

チョイソコの導入により、現在の定時定路線運行から、利用者が利用したい停留所や時間を予約することでエリア内を乗り合いで運行する「デマンド運行」に変更することとなり、これまでより快適な地域住民の移動サポートを実現する。

また、新車ディーラーなどを多数展開するATグループは、販売店ネットワークを活用したチョイソコの利用促進や高齢者の外出促進などのコトづくりを担当。普段体験することのできないお出かけ企画の提供なども可能になる。

《纐纈敏也@DAYS》

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