ナビタイムジャパンは3月15日より、鉄道事業者向けソリューション「時刻表生成システム」の提供を開始した。鉄道事業者の時刻データを一元管理し、時刻表を表示する媒体ごとに最適なデータを自動で生成するシステムだ。
例えば、駅で乗客に配布する時刻表や、改札階やホーム上に設置している総合案内板向けの印刷用データ、駅構内のデジタルサイネージ、公式アプリ、ホームページ向けデータといった様々な媒体のデータを、鉄道事業者の要望に合わせて作成できる。
今までの時刻表を生成するサービスは、各媒体担当者が、全ての駅のデータを一つずつ手作業で修正したり確認したり、あるいはデータ出力したりするが、このシステムではデータの管理から生成までを集約・自動化できる。表示媒体に関わらず、全ての駅や列車の時刻表をまとめて更新できるので、これまで媒体ごとにかかっていた変更や確認作業の負担を削減できる。
また、列車種別や行先凡例表記の色分けなども柔軟に対応でき、女性専用車や臨時列車、発着番線、当駅始発列車に印を付けたり、異なる媒体の時刻表でもデザインを統一できるので、視認性が向上し、利用者にとってより見やすくて分かりやすい情報を提供できまる。
鉄道事業者からデータを提供されてから、最短5営業日でデータの出力が可能だという。