神戸市の神戸新交通は11月17日、ポートアイランド線京(けい)コンピュータ前駅(神戸市中央区)を「計算科学センター」に改称すると発表した。
同駅は、ポートアイランド線が神戸空港まで延伸した2006年2月に開業したが、当時は「ポートアイランド南」と称していた。
駅周辺は、神戸市における先端医療技術の研究開発拠点として「神戸医療産業都市」に指定されており、理化学研究所計算科学研究センター(理研)などの研究機関が集まっているが、2012年9月、理研が共用を開始したスーパーコンピュータ(スパコン)に「京」という愛称が付けられることになったことから、2011年7月にはこれにちなんだ現駅名に改称されていた。
しかし「京」は2019年8月に運用を終え、後継機の「富岳」が2020年に試験運用を開始したこと、駅周辺の計算科学分野の研究機関集積が進んだことを理由に、2021年6月に再改称されることになった。
なお、「富岳」の名は副駅名に使用されることになり、『神戸どうぶつ王国・「富岳」前』となる。