北陸新幹線の直通運行は10月25日から再開予定…東京-金沢間の運行本数は被災前の9割を確保 台風19号

被災した北陸新幹線(10月14日、長野県)
  • 被災した北陸新幹線(10月14日、長野県)
  • JR東日本が発表した長野新幹線車両センター付近本線の被災状況。
  • JR東日本が発表した長野新幹線車両センター屋内外の被災状況。
  • JR東日本が発表した車両の被災状況。
  • 現在の東京~金沢間の代替手段。東海道新幹線を軸とするものとしては、特急『サンダーバード』を利用する京都経由、特急『しらさぎ』を利用する米原経由、特急『ひだ』を利用する高山本線経由がある。また上越新幹線を軸とするものとしては、信越本線、第3セクター鉄道を利用する長岡経由がある。

JR東日本とJR西日本は10月18日、台風19号の影響により長野~上越妙高間の運行を見合わせている北陸新幹線で、東京~金沢間の直通運行を10月25日に再開する見込みになったと発表した。

北陸新幹線では、JR東日本長野新幹線車両センターで屋外の留置線に滞留していた7編成と、屋内の仕交検査庫に滞留していた3編成が浸水被害を受けた。JR東日本が10月18日に発表した被災状況によると、浸水は車内にも及んでおり、2編成の台車・計78軸の脱線が判明しているという。

このため北陸新幹線全30編成のうち3分の1に相当する車両が運用できない状況となっているが、東京~金沢間の直通列車では被災前の9割程度の運行本数を確保するとしている。北陸新幹線全体の運行本数は被災前の8割程度になるという。

詳細なダイヤについては10月23日に発表されるが、直通運行開始後は逐次本数を増やしていくとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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