BMW S1000RR 新型、207馬力の新エンジン搭載…EICMA 2018[写真追加]

BMW S1000RR新型
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BMWグループの二輪部門、BMWモトラッド(BMW Motorrad)は11月6日、イタリアで開幕した「ミラノモーターサイクルショー2018」(EICMA 2018)において、新型BMW『S1000RR』をワールドプレミアした。

S1000RRは、2009年に発表されたスーパースポーツバイクだ。3世代目となる新型には、新開発の直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。この新エンジンは、吸排気ポートのジオメトリーを最適化しただけでなく、「BMWシフトカム」技術を採用した。BMWシフトカムは、吸気タイミングのバルブタイミングとバルブストロークを変化させる新技術となる。排気システムも新設計とした。エンジン単体重量は、従来よりも4kg軽い。車両全体の重量も、従来の208kgから197kgへ、11kgの軽量化を果たす。

新開発の直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力207hpを引き出す。このスペックは、従来比で8hpの向上となる。最大トルクは11.5kgmで、10.2kgmのトルクを5500~1万4500rpmの幅広い領域で発生し続ける特性とした。

新型では、サスペンションも新設計とした。ライディングモードは、「レイン」、「ロード」、「ダイナミック」、「レース」の4種類が標準装備されている。オプションで、「プロモード」を設定しており、ダイナミックトラクションコントロールの「DTC」、ABS、スロットルカーブ、エンジンブレーキなど、さまざまな制御機能を個別に適応させることができる。

インスツルメントパネルも新開発された。6.5インチのTFTスクリーンは、昼夜や天候を問わず、高い視認性を実現するようにデザインされた。「ピュアライド」画面には、通常走行に必要なすべての情報が表示され、3つのコア画面はサーキットで使用するように設計されている。

《森脇稔》

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