フォルクスワーゲンは7月6日、新型コンパクトSUVの『T-Roc』(Volkswagen T-Roc)の欧州における受注台数が10万台を突破した、と発表した。
T-Rocは、フォルクスワーゲンのSUVラインナップの中で、第4のモデル。『ティグアン』の下に位置するコンパクトSUVとなる。小型SUVに対する需要は世界中で増していることから、フォルクスワーゲンも、このクラスに参入した。
外観は、クーペのようなルーフラインをはじめ、ワイド感が強調されたフロントマスクが特徴。コンパクトSUVでありながら、存在感を発揮するスタイリングとした。フォルクスワーゲンのSUVとしては、初のツートンボディカラーをはじめ、顧客の個性を反映させるパーソナリゼーションオプションが、豊富に設定される。
乗車定員が5名の室内は、ボディカラーと同色のトリムパネルが選べる。荷室容量は、シートが通常状態で445リットル。60対40の分割方式の後席を倒せば、最大で1290リットルに拡大する。フォルクスワーゲンによると、クラス最大の容量という。
車台はフォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホーム、「MQB」がベース。欧州向けのエンジンは、ガソリンターボ「TSI」が3、ディーゼルターボ「TDI」が3の合計6ユニット。駆動方式はFFまたは4WDの「4Motion」。トランスミッションには、7速「DSG」が用意された。
このT-Rocの欧州における受注台数が、10万台を突破。T-Rocは欧州で2017年末に発売。発売からおよそ半年で、受注台数が10万台を超えたことになる。