蛇行運転は飲酒の影響か、交通トラブルで相手を殴った男を逮捕

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蛇行運転を続ける前走車に危険を感じ、クラクションを鳴らしたことで交通トラブル事件に発展した。

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26日午後11時40分ごろ、愛知県常滑市内の市道で通行を巡る交通トラブルから相手方の男性を殴って負傷させたとして、愛知県警は32歳の男を傷害容疑で逮捕した。直前まで酒を飲んでおり、酒気帯び相当量に満たないアルコール分も検出された。

愛知県警・常滑署によると、現場は常滑市新開町付近で片側2車線の直線区間。同市内に在住する32歳の男が運転する乗用車は第2車線を蛇行しながら走行していたが、第1車線を走行していたクルマの運転者が危険を感じてクラクションを鳴らしたことに立腹。信号待ちで停車した際、このクルマを運転していた19歳男性の顔面を窓越しに殴打したという。

男性は口の中を切るなどの軽傷。通報を受けて駆けつけた警官が男の酒臭さに気づいてアルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量に満たないアルコール分を検出。男も「酒を飲んだ帰りにクルマを運転した」などと供述したことから、警察は傷害の現行犯で逮捕。運転開始時は酒気帯びだった可能性があることから、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑でも調べを進めている。

男は相手を殴打したことについても大筋で認めており、警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、蛇行していた際はアルコールの影響下にあったものとみて、事件発生の経緯を詳しく調べている。

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呼気検査では酒気帯び相当量に満たないアルコール分を検出したというが、何らかの影響があったからこその蛇行状態だったのではないだろうか。交通トラブル事件に発展したことで飲酒運転の可能性も発覚したことにもなるが、これが無ければ発覚していなかったと考えると怖いものがある。

《石田真一》

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