事故の被害者を2km運んで置き去り、2人の男を逮捕

衝突事故の被害者を連れ去り、約2km離れた場所に放置して逃走するという、あまり例のないタイプの事件。

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衝突事故の被害者を連れ去り、約2km離れた場所に放置して逃走するという、あまり例のないタイプの事件。

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愛知県警は24日、同日未明に愛知県知立市内で歩行者をクルマではねるとともに、別の場所に連れて行って放置して逃走したとして、2人の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や保護責任者遺棄の容疑で逮捕した。

愛知県・安城署によると、事故は24日の午前0時20分ごろ発生している。知立市上重原町付近の農道(車線区別なし幅員約4mの直線区間)を歩いていた42歳の男性に対し、進行してきた軽乗用車が衝突。事故を目撃した後続車の運転者が消防へ通報していたところ、軽乗用車に乗っていた2人の男は路上に倒れている男性をクルマに乗せ、そのまま走り去っていったという。

負傷した男性はその後に刈谷市内の市道でクルマから下ろされて放置。男性は近隣の民家に助けを求めて病院へ収容されたが、腰の骨などを折る重傷を負った。

通報を受けた警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、後にクルマを運転していたと自称する豊明市内に在住する24歳の男が警察へ出頭。この男の証言から同乗していた名古屋市港区内に在住する24歳の男も割り出し、警察は運転者を過失傷害容疑で。同乗者を保護責任者遺棄容疑でそれぞれ逮捕している。

聴取に対して運転者の男は容疑への関与を大筋で認めているが、同乗者は「納得できない」として関与を否認しているようだ。警察では事故から遺棄に至るまでの経緯を含め、2人を厳しく追及して調べを進める方針だ。

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重傷を負ったとはいえ、被害者は生存しており、だからこそ本人から「別の場所で事故に遭ったが連れ去れ、ここに置き去りにされた」という証言が得られている。運転者自身は後の報道を見て自ら出頭しており、事故直後の車内における同乗者との関係(指示や命令)についても調べる必要がありそうだ。
《石田真一》

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