江ノ島電鉄2000形、第2編成もリニューアル…旧仕様は1編成のみに

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2001編成同様、500形に準じた緑とクリームのツートンカラー化された2002編成。パンタグラフはシングルアーム化されている。
  • 2001編成同様、500形に準じた緑とクリームのツートンカラー化された2002編成。パンタグラフはシングルアーム化されている。
  • リニューアルした車内。座席のモケットが青色に変更されたほか、スタンションポールが新設されている。照明はLED化。
  • 新設されたフリースペース。2段手すりが設置されている。
  • ノンスリップ化した乗降口と車椅子スペース。
  • LED化された前面の行先表示器。絵柄は季節により変わる。
  • 17.5インチに拡大され、LCD化された車内案内表示器。

神奈川県の鎌倉駅(鎌倉市)と藤沢駅(藤沢市)を結ぶ江ノ島電鉄は12月13日、2000形2002編成(2002+2052号)をリニューアルし、同日から運行を開始したと発表した。

2000形は、老朽化した600形の置換えを図るため、1990年4月から運行を開始した。眺望性を重視した正面の大型1枚窓が大きなアクセントとなっており、側窓やドア、天井高さも拡大。1990年にはグッドデザイン商品にも選ばれている。

1992年までに連接車体の2両編成3本が投入されたが、登場から25年以上が経過したことから、1990年に登場した2001編成(2001+2051号)が、2016年にリニューアルされている。

1991年に登場した2002編成は、2001編成と同様にリニューアルされており、外観はパンタグラフのシングルアーム化、塗色変更、前面行先表示器の窓上移設とLED化などが行なわれている。

車内は、照明のLED化、スタンションポールやフリースペース、車椅子スペースの新設が行なわれ、乗降口はノンスリップ化。乗降口付近のクロスシートがロングシート化されている。

また、停車駅案内などを表示する案内表示器は液晶ディスプレイ(LCD)化され、表示面積は17.5インチに拡大されている。

2002編成がリニューアルされたことにより、旧仕様で残る2000形は、1992年に登場した2003編成(2003+2053号)のみとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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