東京商工リサーチは、タカタと関連のタカタ九州の再生債権認否書に記載された届出債権者、届出額、タカタが認めた額を、同社発行「TSR情報(全国版)」11月14日号に掲載する。
それによると、取引先や金融機関、ファンドなどがタカタに届け出た債権額の合計は35兆8393億円に達した。通貨別では米ドル建でが30兆4620億円で最も多く、日本円建は2位の3兆7678億円。このうち、タカタが認めた金額は1兆0792億円で届出債権の3.0%にとどまった。通貨別の認めた額では、日本円建の9340億円が最も多く、次いで米ドル建の1117億円だった。
企業別で、届出額が最も多かったのはトヨタ自動車の8926億円だった。次いで、日産自動車の7291億円、ホンダの4131億円、SUBARU(スバル)の2495億円、マツダの2011億円、三菱自動車の1502億円と続き、国内の完成車メーカーが並ぶ。また米国も963億円を債権として届け出ている。
またタカタが債権認否を行った結果では、認めた額の最大はトヨタ自動車の3312億円だった。次いでホンダの2397億円、マツダの1311億円、米国の963億円と続く。認可率はトヨタ自動車が37.1%、ホンダは58.0%、マツダは65.2%、米国は100%だった。