エヌビディアの映像分析プラットフォーム、中国大手2社が採用…ITS実現へ

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エヌビディアの映像分析プラットフォーム「メトロポリス」イメージ
  • エヌビディアの映像分析プラットフォーム「メトロポリス」イメージ

米国に本拠を置く画像処理用半導体(GPU)メーカー、エヌビディア(NVIDIA)は9月25日、自動運転などに役立つ新開発の映像分析プラットフォーム、「メトロポリス」が、中国大手2社に採用された、と発表した。

メトロポリスは、エヌビディアが新開発した映像分析プラットフォーム。メトロポリスはビデオストリームにディープラーニングを応用することによって、公共交通の管理などの面で、従来よりも安全かつスマートな都市の実現を可能にしている。

公共交通機関や商業ビル、道路沿いなどに設置されている何億台ものカメラで撮影される動画は、世界最大のデータ量を生み出している。2020 年までに、世界のカメラの合計台数は、約10億台まで増えると予測されている。

今回、中国の大手2社が、このメトロポリスの採用を決定。中国で最大のオンライン小売業者で、電子商取引の分野におけるリーディングカンパニーとして知られるアリババグループと、中国の通信機器大手で、スマートフォンやタブレットで急成長したファーウェイ(Huawei)の2社。

2社は、メトロポリスにより、ITS(高度道路交通システム)の実現を目指す方針。アリババグループは、メトロポリスを「アリババクラウド」のリアルタイム交通管理と予測、都市サービスなどに導入する予定。ファーウェイはメトロポリスを採用し、正確な顔認識、歩行者や車両認識が可能なビデオ監視システムを、警察当局と共同開発していく。

《森脇稔》

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