VWグループ、中国で3社目の合弁…EVを共同開発・生産へ

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中国で新たな合弁企業設立で合意したJACとフォルクスワーゲングループ
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フォルクスワーゲングループは6月2日、中国のJAC(安徽江淮汽車)と合弁契約を締結し、EVを共同開発・生産すると発表した。

JACは、中国安徽省に本社を置く乗用車および商用車メーカー。主に重、中、軽トラック、多機能商用車、SUV、セダン、バス、シャシー、トランスミッション、エンジン、アクスルユニットなどの主要コンポーネントを手がける。JACは2つの自動車ブランドを擁する。

フォルクスワーゲングループとJACの新合弁会社は、EVを共同開発・生産し、2018年に中国市場に投入する予定。さらに、新工場と研究開発センターの建設も計画。合弁会社には、新エネルギー車(NEV)のコンポーネントの開発と生産、コネクテッドカーや自動車データサービスの開発も含まれる。

中国におけるフォルクスワーゲングループは、第一汽車(FAW)、上海汽車(SAIC)、そしてJACの3つのパートナーとともに、電動車攻勢に乗り出す。2020年までに中国市場において、40万台のEVを販売。2025年までに、150万台のEVを中国市場に供給することを目指す。

フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラーCEOは、「今回の新たなパートナーシップは、中国における電動車攻勢の新たなマイルストーン。過去30年以上に渡って、中国のパートナーと一緒にモビリティを形成する上で重要な役割を果たしたように、未来のモビリティを形作ることにも力を入れていく」と述べている。

《森脇稔》

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