東京急行電鉄(東急)は3月22日、田園都市線・大井町線・世田谷線で実施する4月21日ダイヤ改正の詳細を発表した。大井町線は2017年度下期に急行の輸送力強化も行われる。
東急は3月2日、東横線・目黒線のダイヤ改正を3月25日に、田園都市線・大井町線・世田谷線の改正を4月21日に実施すると発表。このうち田園都市線・大井町線・世田谷線の改正の詳細は後日案内するとしていた。田園都市線と相互直通運転を行っている東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線や東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)のダイヤ改正の詳細は2月に発表されている。
東急の今回の発表によると、田園都市線では朝ラッシュがピークを迎える前の早朝に列車を増発するなどし、オフピーク通勤・通学の推進を目指す。
平日の上りは長津田5時05分発の渋谷行き急行と中央林間5時30分発の渋谷行き急行を新設。下りも渋谷5時46分発の中央林間行き各駅停車と渋谷6時14分発の長津田行き急行を新設する。
土曜・休日は、長津田5時05分発の渋谷行き上り急行と渋谷5時48分発の長津田行き下り急行が増発される。このほか、運行時刻の変更により二子玉川・鷺沼・長津田各駅の初発時刻を1~5分繰り上げる。世田谷線も上町発の三軒茶屋行き初発を2分繰り上げる。
大井町線は一部列車の発車時刻が変更されるだけだが、これとは別に輸送力の増強計画が発表された。現在進められているホーム延伸工事で大井町・旗の台・自由が丘各駅に7両編成が停車できるようになるため、現在は6両編成の急行車両が2017年度下期から7両編成に増強される予定だ。
東急によると、大井町線の急行運転は2008年3月から始まったが「利便性が向上したことから多くのお客さまにご利用いただいている一方で、混雑率も上昇」したという。