JR北海道は3月22日、根室本線の東鹿越~落合間で実施しているバス代行輸送について、3月28日から運行区間を東鹿越~新得間に拡大すると発表した。これにより同社の長期運休区間は全て代行輸送が確保される。
発表によると、3月28日以降は下り東鹿越発~新得行きのバスを4本運行。上りは新得発~東鹿越行き5本と落合発~東鹿越行き1本を運行する。いずれも東鹿越駅で列車との接続が図られる。
根室本線は2016年8月の台風で甚大な被害が発生。その後順次運転を再開したが、現在も東鹿越~落合~新得間41.5kmが不通だ。このうち東鹿越~落合間13.4kmは、2016年10月から代行バスが運行されている。一方、上川総合振興局と十勝総合振興局の境界部で狩勝峠付近を通る落合~新得間28.1kmは、これまで代行輸送が行われていなかった。