【INDYCAR 第1戦】移籍初戦の佐藤琢磨、予選5位を獲得…ポールはウィル・パワー

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#26 佐藤琢磨は開幕戦の予選で5位という好位置を確保した。
  • #26 佐藤琢磨は開幕戦の予選で5位という好位置を確保した。
  • #26 佐藤琢磨は開幕戦の予選で5位という好位置を確保した(写真は予選前日)。
  • チームを移って新季を戦う佐藤琢磨。
  • ポールポジションを獲得した#12 パワー。
  • ポールポジションを獲得した#12 パワー。
  • 予選2位の#9 ディクソン。
  • 予選3位の#5 ヒンチクリフ。
  • セント・ピーターズバーグ市街地コースで、長いシーズンの幕が上がる。

現地11日、2017年インディカー・シリーズ開幕戦の予選がセント・ピーターズバーグ市街地特設コース(米フロリダ州)で行なわれ、チームを移籍して今季を戦う佐藤琢磨が5番グリッドという好位置を確保した。ポールポジションはウィル・パワー。

北米最高峰のオープンホイールカーレース「Verizon インディカー・シリーズ」が今年もその幕を開けた。9月まで続く、全17レースの長き戦い。そのなかには世界3大レースのひとつである「第101回インディ500」(シリーズ第6戦、5月28日決勝)も含まれる。

インディカーのシャシーはダラーラ、タイヤはファイアストンのワンメイクで、エンジン(&空力パッケージ)はホンダとシボレーによる競合。開幕戦の予選にはホンダ勢13台、シボレー勢8台の計21台が出走した。今季は有力チームの“エンジン交換”もあるなど、勢力図激変の可能性も予感される。

日本のエース佐藤琢磨は今季、Andretti Autosport(#26、エンジンはホンダ)に移籍して自身8年目のシーズンを戦う。その初戦で予選5位という好位置をゲットしてみせた。

#26 佐藤琢磨のコメント
「昨日がかなり難しい状況の走行初日だっただけに、今日(予選)の結果には喜んでいます。チームが素晴らしい仕事をしてくれて、すべてのものを引き上げてくれました。昨日、そして今日のフリー走行まではマシンの状態に自信をもてないでいたのですが、予選でコースインした時にはまったく違うフィーリングが得られましたからね。ハッピーな気分でした」

走行初日が良い状況ではなかったところから上昇しての上位グリッド獲得、そして都合4台体制という大所帯のチームのなかで最上位グリッドを得たということの意味も小さくはないはずで、まずはいいかたちで初戦決勝を迎えられそうな雰囲気の琢磨である。4年ぶりの通算2勝目、そして悲願のインディ500初制覇を狙うシーズン、開幕戦から決勝好結果が期待される。

ポールポジションはシボレー勢のウィル・パワー(#12 Team Penske)が獲得。予選2位にはスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)がつけ、シボレーとホンダが最前列を分けた。琢磨の前の2列目も同様で、3位がジェームズ・ヒンチクリフ(#5 Schmidt Peterson Motorsports/ホンダ)、4位にジョセフ・ニューガーデン(#2 Team Penske/シボレー)と、こちらはホンダが前。昨年の王者シモン・パジェノー(#1 Team Penske/シボレー)は予選14位からの巻き返しを狙うこととなった。

決勝レースは現地12日に行なわれる。

《遠藤俊幸》

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