JR西日本は2月23日の11時から、豪華寝台列車(クルーズ・トレイン)『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』で使用する専用車両のお披露目式典を、新大阪駅に近い網干総合車両所宮原支所(大阪市淀川区)で開催した。
『瑞風』は6月17日から運行が始まる、JR西日本のクルーズ・トレイン。車両は『瑞風』専用の87系寝台気動車が10両編成1本のみ製造された。現在はJR西日本の各線で試運転が行われているが、車体は黒のラッピングで覆われ、実際の外観はこれまで見ることができなかった。
JR西日本は今回の式典で、車体の外観を初めて公開し、緑色の車体が姿を現した。かつて大阪~札幌間で運行されていた臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』の専用寝台客車も緑色をベースにしていたが、87系は『トワイライトエクスプレス』よりやや明るい色を採用。帯の色も『トワイライトエクスプレス』の黄色に対し、87系は金色を採用して高級感を強めた。
式典にはJR西日本の来島達夫社長のほか、『瑞風』のデザインを監修した浦一也さんや福田哲夫さん、『瑞風』のアンバサダーに就任したヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんも出席。葉加瀬さんは『瑞風』のテーマ曲「瑞風~MIZUKAZE」を披露した。