小糸製作所は、ブラジルに自動車用照明機器の製造・販売の子会社を11月に設立すると発表した。
南米は、約4億人という多くの人口や、5.3人に1台という自動車普及台数などから、中長期的に自動車生産の成長が期待される市場となっている。中でもブラジルは、世界第5位となる約2億人の人口を有するとともに、日系・欧米系自動車メーカーが進出する自動車産業の集積地となっている。
小糸製作所では、新拠点設立により、拡大が期待される南米自動車市場への対応とともに、グローバル生産体制の拡充による新規受注の獲得、グループ収益力の強化に努めていく。
新工場への総投資額は約80億円。2018年5月より自動車用前照灯/標識灯の生産を開始。生産能力は各25万台。