コンチネンタル、アジアで先進運転支援システム事業を強化

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コンチネンタルの先進運転支援システムのイメージ
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ドイツに本拠を置く自動車部品大手、コンチネンタルは9月14日、アジアで先進運転支援システム事業を拡大すると発表した。

世界中の自動車メーカーが現在、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転という革新技術の開発を推進中。コンチネンタルは、運転支援システムの研究開発を20年前から行っており、現在ではカメラ、レーダーシステム、高解像度のレーザーセンサー、電子制御ユニットやソフトウェアなど、運転支援や自動運転に関するコアスキルを備えている。

今回コンチネンタルは、アジアで先進運転支援システム事業を拡大すると発表。まず、日本とインドでは、開発能力の強化に乗り出す。とくにインドでは、先進運転支援システム用のソフトウェアとアルゴリズムの開発を促進していく。

また、フィリピンと中国では、レーダーセンサーの生産能力を向上させる。中国では急激な経済発展に伴い、車両数が増加。車両の安全性も重視されるようになった。中国の顧客の間では、安全性は購入時の最も重要なポイントのひとつ。中国におけるこのようなトレンドに対応し、コンチネンタルのシステムのさらなる普及を目指す。

コンチネンタルADAS事業部を統括するカール・ハウプト氏は、「先進運転支援システムは、成長が最も著しい分野。今年は周囲をモニタリングする環境センサーのおかげで、10億ユーロ以上の売上を達成する見込み。2020年には、20億ユーロ以上への拡大を見込んでいる」と述べている。

《森脇稔》

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