原田工業が発表した2016年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、為替差損を計上したものの、コスト低減活動などの効果で経常利益が1億2800万円の黒字に転換した。前年同期は3200万円の赤字だった。
売上高は前年同期比0.9%増の102億8500万円と微増だった。為替換算の影響があったものの、アジアを中心とする自動車向けが順調だった。
収益では、生産安定化や各領域での徹底したコストダウンなどの効果で、営業利益は4億3200万円の黒字に転換した。四半期利益は、法人税等調整額の影響もあって2億0100万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。