三菱自動車工業が2月3日に発表した2016年3月期の第3四半期累計(4-12月期)連結決算は、国内やアジアの販売低調を北米などで補い、営業利益は前年同期比1%増の1020億円と小幅増益を確保した。
小売りベースの世界販売は2%減の78万7000台となった。北米や西欧が増加したものの、中国やロシアでの落ち込みが響いた。純利益は米国生産の終了に伴う特別損失153億円を計上したため、22%減の767億円となった。
通期の予想は、売上高を従来比で200億円下方修正したが、営業利益1250億円(前期比8%減)、純利益1000億円(15%減)としている利益見込みは据え置いた。世界販売は3%減の105万3000台を計画している。