欧米の自動車大手、FCA (フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は1月27日、2015年通期(1‐12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、分離・独立前のフェラーリを含めた2015年の売上高は、1131億9100万ユーロ(約14兆6380億円)。前年の960億0900万ユーロに対して、18%増と伸びた。
また、調整後の純利益は、20億2600万ユーロ(約2620億円)。前年の10億6000万ユーロに対して、91%の増益を達成する。
好決算となった要因が、好調な新車販売。2014年の世界新車販売は、前年比2%増の461万台。このうち、ジープブランドは、過去最高の130万台を売り上げ、前年比は21%増と大きく伸びた。
なお、2015年第4四半期(10-12月)の決算は、売上高が、前年同期比11.1%増の300億9900万ユーロ(約3兆8925億円)。調整後の純利益は、前年同期に対して、2.1倍の11億2100万ユーロ(約1450億円)と、公表されている。