石井啓一国土交通相は12月22日の閣議後会見で、今年の訪日外国人旅行者数が、12月19日に1900万人を超えたと発表した。
訪日外国人旅行者数は、2013年2月以降の34か月間、各月の過去最高を更新し続けている。2012年の836万人と比較して、1000万人以上増加している。
石井国交相は「ビザの緩和や消費税免税制度の拡充など、政府一丸となった取り組みが功を奏した」と分析し、2015年は最終的に1900万人台の後半に達し、「1970年以来45年ぶりに出国日本人数を上回ることがほぼ確実となった」と述べた。
一方で、受入環境の整備など、地域ごとに様々な課題があることについて国交相は「総理を議長とする『明日の日本を支える観光ビジョン構想会議』で、課題や対応方策を検討しており、年度内を目途にまとめたい」と述べた。