NEDO古川理事長「投資効果の早期実現と最大化」を目指す

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NEDOの古川一夫理事長
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の古川一夫理事長は11月26日、理事長再任を受けてメディア関係者との懇談会を開いた。その中で今後の方針として「投資効果の早期実現と最大化」を目指していく考えを示した。

「あえて“研究開発成果”といわず“投資効果”と表現したのは、産学官で取り組むナショナルプロジェクトのみならず、中堅・中小・ベンチャー企業への支援を、税金を使って行うあらゆる業務で、責任を持って効果を生み出すという基本姿勢を改めて職員一同で共有するためです」と古川理事長は説明した。

古川理事長は2011年10月、民間企業出身者として初めてNEDOの理事長に就任。以来、民間企業の発想を取り入れ、新しい技術を開発するだけでなく、それを製品化する活動に特に力を入れてきた。その結果、NEDOの成果が使われている製品も大きく増え、その数は現在70にも及んでいるという。

そうした活動を「投資効果の早期実現と最大化」の方針のもと、今後さらに加速していこうというわけだ。その中には、太陽光パネルのように何らかの政府の支援が必要なものも出てくるかもしれないが、「実力で世の中に通用するものをやっていきたい」と古川理事長は力強く語っていた。

《山田清志》

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