欧州ビジネス評議会(AEB)は11月10日、10月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、12万9958台。前年同月比は38.5%減と、10か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。10月は2万0592台にとどまり、前年同月比は46%減と、12か月連続で前年実績を下回った。販売の主力は『Granta』で、前年同月比44.6%減の9308台と、3か月連続で減少する。
2位は引き続き、韓国のヒュンダイ傘下のキア。10月は1万4422台を売り上げ、前年同月比は17%減と、3か月ぶりに減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比27%増の9017台と、5か月連続で増加。
3位は韓国のヒュンダイで、変わらず。その販売台数は1万4145台で、前年同月比は8%減と、9か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、2か月連続でロシア最量販車となる9507台。しかし、前年同月比は10%減と、4か月ぶりに減少した。
4位はルノーで、9月と同順位。10月実績は、前年同月比35%減の1万0816台と、10か月連続で減少。『ダスター』が、前年同月比27.2%減の4205台と、17か月連続のマイナス。『ロガン』も50.7%減の3234台と、9か月連続のマイナス。
5位は、フォルクスワーゲンで、9月の6位から順位を上げた。しかし、10月は6927台にとどまり、前年同月比は26%減と、10か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が4637台を売り上げ、前年同月比は19.9%増と、19か月ぶりに前年実績を上回っている。
6位はトヨタで、9月の5位から後退。10月は6688台を販売。前年同月比は48%減と、10か月連続で前年実績を下回った。『カムリ』が20.7%減の2276台と、3か月連続のマイナス。
7位は日産で、変わらず。10月は6090台にとどまり、前年同月比は49%減と、10か月連続の前年実績割れ。『エクストレイル』が2273台。前年同月比は38.3%増と伸びている。