油井宇宙飛行士、「きぼう」日本実験棟で微生物サンプルを採取

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休日に宇宙日本食のラーメンを紹介する油井宇宙飛行士
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、油井亀美也宇宙飛行士の活動状況を発表した。

油井宇宙飛行士は、宇宙居住の安全・安心を保証する「きぼう」船内における微生物モニタリング実験の一環で、「きぼう」日本実験棟内の微生物のサンプル採取を行った。この実験では、国際宇宙ステーション(ISS)内の微生物を、継続的にモニタリングし、クルーが安全で健康的に長期滞在できる居住空間について理解を深めるため実施するもの。

また、細胞培養装置(CBEF)に取り付けていた小動物飼育装置(MHU)の機能点検が完了したため、油井宇宙飛行士は、MHUをCBEFから取り外す作業を行った。

油井宇宙飛行士は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)で運搬された物資を、ISS内に移送する作業も継続して実施した。この日は約1時間作業し、「こうのとり」5号機の搭載品の移送にかかる時間は、残り22.3時間となった。

油井宇宙飛行士は、内皮細胞の実験に関わる作業も行った。ソユーズ宇宙船(44S)から実験コンテナを取り出し、「Kubik」と呼ばれる培養室や冷蔵庫として利用する小型装置の中に実験コンテナを設置した。

この実験により、培養された内皮細胞が宇宙飛行によって、どの様な反応を起こすかの解明に役立てていく。

《レスポンス編集部》

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