イタリア産のマロン粒を混ぜ込んだ風味豊かなマロンアイスクリームをラム酒が香るマロンコーティングで包み込んだクリスピーサンド「マロングラッセ」。ハーゲンダッツ ジャパン株式会社が8月25日(火)より期間限定で発売するこの新商品に関して、商品企画・開発担当がその開発秘話を語った。
■開発者インタビュー
マロングラッセの味わいを再現するために・・・
栗を使ったアイスクリームの商品開発にはいくつかの課題がありました。クリの香りは思っていたよりも繊細で、種類によってはハーゲンダッツの濃厚な味わいのミルクに負けてしまうことがありました。何種類も試し、最終的に、イタリア産の栗を採用しました。
また、クリの味わいがしっかり感じられるよう、渋皮も一緒に入れています。クリの食感を楽しめるようにマロン粒を入れていますが、このマロンも、カットする大きさにまでこだわったり、シロップに漬け込む時間をいろいろ試したりと、苦労しました。
「マロングラッセ」の再現へのこだわり
高級感を演出するためにも洋酒で風味付けをしたいと考えていましたが、アイスクリームに入れてしまうと繊細なクリの味が負けてしまうので、コーティング部分に使用しました。このような工夫をすることで、食べた瞬間に、マロングラッセ特有のラム酒の風味が感じられるとともに、クリの香りもしっかり感じられる絶妙なバランスとなりました。
この「マロングラッセ」の開発には、1年半を費やしました。しかし、この期間が特別長いわけではなく、ハーゲンダッツの新商品は通常1年以上の開発期間を経て発売されています。
現在、クリスピーサンドは、“ハーゲンダッツにしか作れないスイーツ”をテーマにした、商品企画・開発を行っている。定番の「キャラメルクラシック」をはじめ、2015年3月には「白桃とベリーのタルト」、6月には「マスカルポーネ エスプレッソ」を発売し、それに続く秋の商品として、「マロングラッセ」の開発が決まった。クリそのものではなく、マロングラッセという“スイーツ”を選んだことは、クリスピーサンドの新商品ならではのこだわりと言える。