マレーシアン・バイオテクノロジー・コーポレーション(バイオテクコープ)のモハマド・ナズリー・カマル最高責任者は、来年ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に3社のバイオネクサス・ステータス取得企業が上場するとの見込みを発表したと、ベルナマ通信が報じた。
市場の状況が改善するのを待って、新規株式公開(IPO)を行う。バイオネクサス・ステータスを取得している企業の数は261社で、現在6社がブルサに上場している。
バイオネクサス・ステータスを取得している企業は所得税控除などの優遇措置を受けることが出来る。今年4月に上場したバイオアルファ・ホールディングスには、公募の32.19倍の買い注文が寄せられた。
19日、バイオマレーシア・東南アジア諸国連合(ASEAN)展示会・会議が開催された。マレーシアのバイオテクノロジー産業にはラオスやカンボジアなどから支援を求める声が寄せられているという。展示会では英国やシンガポール、インド、イラン、タイなどの企業が最新のイノベーション、技術を駆使した製品を披露した。
また、バイオテクノロジー産業に特化したキャリアフェア、バイオキャリアも同時に開催され、関連学部の大卒者と企業のマッチングなどが行われた。