Windows 8からは、スマートフォンのOSと同じようにアプリをダウンロード購入できる「ストア」が使えるようになった。ここから入手できるアプリのうち、タブレットでも使えるストアUIアプリは、Windows 8/8.1だけでなく、RT版でも使えるという互換性があった。
Windows 10では、この互換性対応をさらに拡大した「ユニバーサルアプリ」が使えるようになっている。ユニバーサルアプリは、PCだけでなくスマートフォンやXboxといったゲーム機のほか、「HoloLens」といったバーチャルリアリティプラットフォームにも対応するなど、幅広い。年内に登場するMicrosoft Office 2016もユニバーサルアプリとなり、数々のプラットフォームで利用できるようになる予定だ。
【3】IEからEdgeへ
Windows 95の登場以降、およそ20年間にわたって利用されていた「Internet Explorer」が表舞台から姿を消し(実行ファイルはまだ残っている)、代わりに「Microsoft Edge」と呼ばれる新型のウェブブラウザがインストールされることとなった。リーディングリストといった現代のウェブブラウザーのトレンド的機能はおさえつつ、手書きメモの書き込みができるといった独自の機能を備えている。
【4】チャームからアクションセンターへ
Windows 8/8.1では、画面の右端からせり出す「チャーム」メニューが操作の重要な役割を果たしていた。音量や画面の輝度といった、頻繁に変更を行う必要のあるハードウェア設定や、コントロールパネルの起動、共有メニューなどの表示といった主要機能がまとめられていた。
Windows 10では、このなかから使用頻度の高いハードウェア設定のみを残し、それ以外は廃止。代わりに、従来はシステムの警告のみが表示されていたアクションセンターを拡張してメールや予定などの通知を表示できるようにし、チャームに変わる機能として画面の右に配置した。
Windows 8ではいったん姿を消したソリティアが、Windows 10では標準でインストールされたり、7月29日には10ユーザーに向けてMinecraftが無料で配信されるようになるなど、ゲームに関しても従来よりも意欲的な対応がおこなわれる。なかでも注目すべきは、Xbox Oneのストリーミングプレイができるようになる点。同一のネットワーク内にあるXbox Oneの画面をWindowsに映し、PCに接続したXboxのコントローラーでリモートプレイができるようになる。