クアラルンプールから北京に向かっていたマレーシア航空(MAS)MH370便が消息を絶ってから8日で1年となった。
最新の中間調査報告書が同日発表された。584ページにわたり事件や捜査の経過について書かれているが、ブラックボックスの電池が2012年12月に期限切れとなっていた以外は、目新しい情報の発表はなかった。
ナジブ・ラザク首相は8日に発表した声明の中で、マレーシア、中国、豪州は今後も協力して機体の捜索を続けていく方針を明らかにした。残されたわずかな手がかりを頼りに捜査を行い、機体が発見されることを期待していると述べた。
リオウ・ティオンライ運輸相も6日に行ったメディア向けの記者会見において、マレーシア政府は今後も捜索を続け、親族からの疑問に出来る限り回答できるように努めていく方針を明らかにした。また親族向けの特別なウェブサイトを立ち上げ、パスワードを入力すれば最新の情報や会合及び説明会の詳細をチェックできるような仕組みを作ると述べた。
8日には各地で追悼イベントや、MASや乗客の家族らによる集会が行われた。