トヨタ紡織、通期予想を10億円の赤字に下方修正…固定資産の減損損失が影響

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トヨタ紡織(イメージ)
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トヨタ紡織は2月3日、2014年4-12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。それによると、売上高は9520億8200万円(前年同期比+6.9%)、営業利益は220億5000万円(+5.3%)、経常利益は317億9900万円(+2.1%)、四半期純利益は47億5500万円(-53.9%)だった。

北中南米地域の生産台数増加により売上高は増加。利益については、製品価格の変動や新製品立上げの影響などはあったが、合理化などにより営業増益となった。ただし、北中南米および欧州・アフリカの連結子会社が所有する固定資産の減損損失122億円を計上し、純利益は53.9%減となった。

通期連結業績見通しは、北中南米地域やアジア・オセアニア地域での伸び悩みの影響を織り込み、営業利益は前回予想から20億円減の250億円とした。

経常利益は為替レート等前提条件の見直しにより同30億円増の320億円としたが、最終損益は減損損失の計上により、120億円の黒字から10億円の赤字へと下方修正した。

《纐纈敏也@DAYS》

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