トヨタは30日、2015年シーズンのモータースポーツ活動発表会を開催し、国内外の各参戦カテゴリーにおける今季体制を公表。国内最高峰フォーミュラである「全日本選手権スーパーフォーミュラ」(SF)には、6チーム10台が参戦する。
SFのシャシーは全チームが昨季導入された「SF14」で、タイヤは全車ブリヂストン。エンジンは直噴2000ccの直4ターボで、トヨタとホンダの競合となっている。
トヨタエンジン搭載チームの今季SF参戦陣容は下記の通り。2012&14年チャンピオンの中嶋一貴をはじめ、今季も強力な布陣を形成している(カッコ内はチーム名)。
#1 中嶋一貴(TOM’S)
#2 アンドレ・ロッテラー(TOM’S)
#3 ジェームス・ロシター(KONDO)
#7 平川亮(Team LeMans)
#8 小林可夢偉(Team LeMans)
#18 中山雄一(KCMG)
#19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(IMPUL)
#20 アンドレア・カルダレッリ(IMPUL)
#38 石浦宏明(CERUMO・INGING)
#39 国本雄資(CERUMO・INGING)
チャンピオン経験者は、一貴以外にもロッテラー(11年)とオリベイラ(10年)がいる。王者以外では、F1から転身してきた小林可夢偉はもちろん、近年はSFにおいてスーパーサブ的な活躍を演じていた若手気鋭カルダレッリが名門インパルのレギュラーシートを獲得してどんな活躍を演じるか、これも注目されるところだ。
また、今季でSF参戦3年目を迎える若手有望株・平川が可夢偉と同じチームで組むことになった点も実に面白い。そして当然ながら、F1レギュラー経験者同士、一貴VS可夢偉の構図にもファンの熱視線が注がれることだろう。
日本一速い男の座をかけて戦うSFの15年シーズンは、4月19日決勝の鈴鹿戦で開幕、全7戦が予定されている。