ホンダは2015年1月13日、米国で開催中のデトロイトモーターショー15において、「VTECターボ」エンジン搭載車を2015年後半、米国市場に投入する計画を発表した。
ホンダは2013年11月、小型車や中型車に最適な直噴ガソリンターボエンジンとして、VTECターボを新開発した、と発表。走りと燃費を高次元で両立させる新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」(アース・ドリームス・テクノロジー)のひとつとして、開発された。
排気量は2.0リットル、1.5リットル、1.0リットルの3種類。2.0と1.5は4気筒、1.0は3気筒になる。ホンダによると、今後グローバルで発売されるモデルの特性や地域ニーズに合わせて、順次適用していくという。
VTECターボの2.0リットル版の最高峰に位置するのが、次期『シビック タイプR』用のユニット。2.0リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」をターボで過給し、最大出力は、少なくとも280ps以上を発生する。
ホンダは今回、デトロイトモーターショー15において、VTECターボエンジン搭載車を2015年後半、米国市場に投入する計画を発表。米国オハイオ州アナのエンジン工場でVTECターボの4気筒エンジンを組み立て、車種名は公表されていないが、米国で販売されるホンダ車に搭載する予定。ホンダは、「ファン・トゥ・ドライブな性能と燃費性能を、高次元で両立する」と説明している。