ドイツの高級車メーカー、アウディは2015年1月9日、2014年の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、過去最高のおよそ174万1100台。前年比は10.5%増と、2桁増を達成する。
市場別では、欧州が信用不安を抜け出し、前年比4.2%増の76万2900台と、回復。このうち、地元ドイツは2.2%増の25万5582台。
ドイツに続いたのは英国で、前年比11.8%増の15万8829台を販売。フランスは、0.4%増の5万7214台とプラスに転じた。イタリアも前年比4.3%減の4万9022台と、3年ぶりの前年超え。スペインは9.4%増の3万8277台と、回復する。
また、中国(香港を含む)は2014年、57万8932台を売り上げ、前年比は17.7%増。米国は、過去最高の18万2011台を販売。前年比は15.2%増と伸びる。
車種別の実績では、新型『A3』シリーズが2014年、前年比53.2%増と大きく伸びた。これは、世界市場へ拡大投入されたため。SUVのQシリーズも、前年比15.8%増と好調だった。
アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「2014年は成功の1年。アウディブランドの強固さを示すもの」と述べている。