アウディのドイツ本社は11月6日、『RS Q3』の改良新型モデルを欧州で発表した。
RS Q3は2013年春、ジュネーブモーターショー13で初公開。アウディは高性能シリーズとして、「RS」を展開。『A4』には『RS4』、『A5』には、『RS5』、『A6』には『RS6』、『A7スポーツバック』には、『RS7スポーツバック』を用意している。RS Q3は、小型SUVの『Q3』の頂点に立つ高性能グレード。
デビューから1年半を経て登場した改良新型モデル。そのハイライトはエンジンのパワーアップ。RS Q3の心臓部には、先代の『TT RS』や『RS3スポーツバック』用と基本を同じくする2.5TFSIユニットが収まる。
今回、この直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボエンジンが、各部のチューニングにより、最大出力を310hpから340hpへ、30hp向上。最大トルクも42.8kgmから45.9kgmへ、3.1kgm引き上げられた。排出ガスは、ユーロ6を満たす。
トランスミッションは7速Sトロニック、駆動方式はアウディ独自のフルタイム4WD、クワトロ。改良新型RS Q3は、0‐100km/h加速4.8秒と、従来の5.5秒から0.7秒短縮。最高速は250km/h(リミッター作動)と変わっていない。
内外装は、RSシリーズ流儀のスポーティな演出。エアロパーツやメッシュグリル、レザー&アルカンターラのスポーツシートなどを専用装着。グリルやヘッドライトなどは、ベース車両のQ3の改良に準じ、新デザインとなっている。